「『練習サボって別の練習してて怪我したんだよね?』『それだと治療費払えないから、貸付っていう形でいいかな』って連絡が来たんだよ」(OZAWA)

 結果、請求された90万円のうち保険適用外の40万円をOZAWAは自腹で支払う羽目になった。「イギリスでは生きていけなくなってしまう」ほどの経済的打撃だったという。

 なぜ会社は態度を変えたのか。OZAWAはYoshikiが会社に「嘘の報告」をしたと疑っている。「Inamuraの行っている練習場と、俺の行っている練習場は、そもそも別の場所だった」と語る通り、二人は別々のジムに通っていた。

 Yoshikiのジムは片道2時間・交通費3000円かかるのに対し、OZAWAのジムは片道30分・1000円。経済的な理由でYoshikiの誘いを断っていたOZAWAに対し、Yoshikiは「練習に来ない奴」という印象を持っていた可能性があるという。

 Yoshikiは「リークしたかしないかでいったら、事実はオフィスにはトークしました。『確か体操の教室に自分で行ってて怪我しました』っていうのは言いました」と釈明。「彼が望むならミーはそのお金ペイしてもいいですよ」と開き直りとも取れる発言も。

「サボっていると会社にそういう嘘を吹き込んだせいで、俺が自腹で払わなきゃいけなくなった」と憤るOZAWA。40万円の恨みと、先輩への不信感。これらを晴らすには、ベルトを奪い取る以外に方法はないのかもしれない。