■「飲みニケーションならぬ“パキニケーション”」
オーバードーズ経験者で頻度は月に1回以下のペースのうにさん。「最初は3年くらい前。歌舞伎町で仲良くなった子がオーバードーズをやめられないので、試しに自分でもと、1箱という単位でやってみた。確かにぐるぐる回る感覚はわかるけど、楽しくはない。その後、『私これ飲まなきゃダメだ』と言う友達がいて、『半分もらうからちょっと抑えて』と飲んだら意外と楽しかった」と話す。
界隈では、オーバードーズの状態でカラオケに行く“パキカラ”を楽しんでいるという。そのため、「一種のコミュニケーションツールであるのと同時に、楽しくなかったらやらないとも思う。飲酒や喫煙とあまり変わらない感じなのではないか」との認識を示した。
BADさんは、「飲みニケーションって言うけど、パキってる状態でコミュニケーションを広げる“パキニケーション”。逃げ場がない子たちばっかりの仲間意識がある」と説明した。
■ジャーナリスト「“人とは違ってかっこいい”という別の価値観への転換を」
