■「助ける側」の心理的負担をどう減らすか

 一方で、救護者の孤独を防ぐための具体的なノウハウについても議論が及んだ。パックンは、アメリカでは周囲を巻き込む「チーム作り」が一般的であるとし、「『あなた、救急車呼んでもらっていいですか?(自分は)息を確認します』と言ってチームを作る。意外とみんな入ってくれる」と提案した 。

 また、EXIT兼近大樹は、何もしない者ほど「助け方が間違っていると批判する」現状に触れつつ、「自分のことを嫌いになりたくない。たぶんできる限り何かする。でも助けるという行為において『助けてないよ』と言われることが怖い、みなさんの気持ちはすごくわかる」と、救助者が抱える葛藤に理解を示した 。

 出演者たちの意見を聞いたF・Sさんは「やはり助けた人が心の負担が残らないような、優しい目で、温かい目で見てほしい」と切実な思いを語っていた。
(『ABEMA Prime』より)
 

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