■体罰なしに教育できる教員は「名人芸。普通の人はできない」

 アメリカでは、全米18の州で公立学校の“体罰”が合法とされている。テキサス州では、公立高校での体罰を容認し、子どもに対して体罰を受けさせたくない場合は保護者が学年度ごとに書面を学校側に提出する。フロリダ州では19の公立学校が体罰を認め、学校で体罰を行う場合は事前に書面などで保護者の同意を得ることが義務付けられている(Newsweek、8月22日)。

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 戸塚氏は「学校で体罰のあるクラスとないクラスどっちに入ってもいいとしたら、親はどちらに入れると思う?」と投げかけた上で、「必ず体罰があるほうを選ぶ。親が本当に自分の子どもを伸ばそうとするか、教育の成果を上げさせようと考えているかどうかによる」と自身の考えを語る。

 体罰なしに教育できる教員がいることは否定しないそうだが、「我々の頃の高校の先生にそういう人が1人いた。全く叱らないが、見事に引きつけて、みんなを伸ばした。これは名人芸で、普通の人にはできない。だけれども、教育というのは、普通の人間が、普通の人間を、普通の人間にしようということ。ともかく一人前にすりゃええんだ」とした。(『ABEMA Prime』より)

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