将棋の第74期王座戦一次予選準決勝が12月26日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、上野裕寿五段(22)が福間香奈女流六冠(33)に109手で勝利した。
両者の初手合いとなった本局は、中飛車の出だしから先手の上野五段がじりじりとリードを広げる展開に。ABEMAでテキスト解説を務めた大平武洋六段(48)は、「中盤辺りから盤面の右側を戦いの場から遠ざけて、先手が上手く立ち回った将棋だと思います。そこから決め手を与えないように上手く粘っていましたが、最後は角切りも含めて先手が一気に決めました」とコメント。「先手の快勝だと思います」と総括していた。
勝利した上野五段は、一次予選ホ組決勝戦へ進出。次戦では、同門の狩山幹生五段(24)と二次予選出場をかけて激突する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





