■コラムニストは「初手の段階で諦めてもらう」戦略を提案

コラムニストの月岡ツキ氏
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 帰省問題における戦略として、月岡氏は「初手」の重要性を指摘する。「そもそもこういう行事にはあまり参加しない、話の通じない今時の嫁という感じに、結婚当初のご挨拶の時から思わせておくことが非常に重要なのではないか。最初から『自分からやる子なんだ』と思われてしまうとハードルが上がってしまう。『今時の嫁はこういうのをやらないんだな』と最初に諦めてもらうのが大事だと思う」(月岡氏、以下同)

「自分はこういう価値観の人間なんだよということを、打ち解けてから伝えていくよりは、最初から少しずつ出していく方がいろいろと上手くいくのではないか」

 番組キャスターを務める徳永有美氏は、自身の経験を振り返り「初手の段階で私は相当しくじっている。嫁として『めっちゃ頑張ります!』みたいな感じでやっていた。だけど今は、自分も仕事を抱えているし、なかなか参加できないので、『あの時は一生懸命させていただきましたけれど、今はできないので手抜きさせていただきます』と正直に伝えた」と明かした。

 これに対し月岡氏は「素晴らしいと思います。やっぱり家族の関係も変わったり、お子さんが大きくなったり、仕事が変わったりということがあるので、(義家族とも)同じ関係性や行事をずっと続けていくのは難しいと思う。タイミングに合わせて変えていける家族だと長く続き、結果的に『みんなで集まろうよ』という空気になっていくのではないか」と自身の考えを述べた。

不満を溜め込んで爆発させるのではなく…
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