子どもの命を守る「体験型」の避難訓練とは? 「思考停止」から脱却する方策を考える ニュース解説 2026/03/13 15:27 拡大する 東日本大震災から15年を迎え、災害時のリスクを肌で感じる「体験型」の避難訓練が注目を集めている。従来のシナリオ通りに進める訓練とは一線を画す、その実践的な取り組みの意義について、テレビ朝日社会部の山内陽平記者が解説した。 NPO法人「減災教育普及協会」が実施する訓練の最大の特徴は、地震の揺れやそれに伴うリスクをリアルに再現している点にある。例えば、震度6弱の激しい揺れを再現するマットを用いた体験では、子どもたちが「これほど強い揺れがあるとは知らなかった」と驚きを口にする。また、訓練では単に「頭を守れ」と指示するだけでなく、その姿勢の有効性を問い直す。地震で天井が落下した場合に天井パネルの一部がどれくらいの重さになるのかを体験できるようおよそ20キロの板を子どもたちに見せ、「もしこれが落ちてきたら、今の姿勢で耐えられるか」と問いかけることで、子どもたちは「絶対に耐えられない」「柱のある場所に逃げなければならない」と、直感的に身を守る術を学び取っていく。 続きを読む