「人として生まれ、結婚して……。みきおさんは難産だったそうだ。医者に子どもを選ぶか、奥さんを選びますかと言われたときに(父の)良行さんは『子どもはまたできるかもしれない。だから節子を頼みます』と。それで医者の本当に献身的な手術によってみきおさんは生まれた。でも2、3週間は子どもを見せてもらえなかった。難産だったゆえにお母さんががっかりしちゃうだろうということで。そういう一人息子ができて」

「みきおさんが東大まで出て、1つの企業の中で頑張って。親の目から見れば、喧嘩もするけれども、みんなで仲良く暮らしている、そういう想いの中でいたのがある日突然、全員が亡くなってしまった。節子さんに言わせると『一人でもなぜ(助からなかったのか)』という想い。その想いを考えたときに、こういう人生ってないだろうと」

「遺族は家族の中で亡くなった人の話はしない。それは悲しくなってしまうから。そういう想いを考えると、遺族の心情をリアルに突き付けられる。この想いを捜査をしている1人1人の警察官、それから法整備を本来やらなければいけない人、そういう人に感じ取ってもらいたい。こんな人生を送っている人がいるのだ、ここまで苦しんでいるのだと」

節子さんの日記に言及
この記事の写真をみる(12枚)