■「政治的妥当性を重視したコメントだ」
元外務副大臣の佐藤正久氏は、今回の政府の対応について「法的な正当性よりも政治的妥当性を重視した、バランスが取れたコメントだ」と評価する。
その上で「トランプ大統領に国際法違反だと言っても全く響かない。日本の国益を考えれば、法の支配の重要性を訴えつつも、ベネズエラの民主主義の問題点を指摘し、同盟国としての評価に持っていくべきだ」と指摘した。
また、今回の軍事行動の背景として「ベネズエラ国民の多くは大統領が変わって喜んでいる。野党が勝った選挙をひっくり返し、800万人が国外に出ている現状を考えれば、現体制の正当性には問題がある」と指摘した。
さらに安全保障上の観点から「今回一番ビビっているのは中国だ。アメリカのインテリジェンスと軍事行動の見事さを見て驚愕している。台湾有事を考えても、今は日米同盟の絆を強くすべき時であり、わざわざ総理自らがトランプ批判をして国益を損なう必要はない」と語った。
■「長期的な国益を損なう」
