■「少しフリーハンドを取るような余裕が必要」
東京外国語大学大学院の篠田英朗教授は、日本の外交姿勢に「独自の視点」が欠けていることを懸念した。「欧州は民主主義国だが、ロシア・ウクライナ戦争で非常に苦しんでいる。我々はヨーロッパにいないのだから、欧州の真似をしてロシア・ウクライナ戦争にのめり込み、国力を疲弊させるべきではない。ベネズエラからも距離を置いていい。少しフリーハンドを取るような余裕が必要だ」。
また、「アフリカや中国、あるいはブラジルなどで外交をする際、『あんたのところはアメリカのことしか見ていない』と言われてしまう。トップが『本当は我々も残念に思っている』と一言添えるだけで、アメリカ以外の国々との関係性は変わってくるはずだ」と多面的な外交戦略の重要性を強調した。
■「残念だと思われることは、必ずしも悪いことではない」
