■「不法投棄や衛生悪化、管理人の負担増などデメリットの方が大きい」

さんのへあや氏
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 一方、有料化に反対の立場を示す、東京都議会議員のさんのへあや氏は「23区の住環境と有料化の仕組みが全く合っていない」と主張する。

 また、「多摩地区は一戸建てが5〜7割だが、23区は約7〜8割が集合住宅。個別収集を前提とした有料化を23区に当てはめるのは非現実的だ」と指摘。自身のごみ収集体験を踏まえ、「マンションの集積場では、1つ1つの袋が有料の袋かどうかを判断して回収を分けるのは困難。不法投棄や衛生悪化、管理人の負担増などデメリットの方が大きい」と述べた。

 さらに、23区の家庭ごみは既に減少傾向にあることや、先行して有料化されている事業系ごみの不法投棄が増えている事実を挙げ、「まずは23区全体で分別の底上げを図るなど、意識づくりを優先すべきだ」と訴えた。

■「問いの立て方が違う」安部敏樹氏が指摘する構造的問題
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