■ がんの見逃しを防ぐ「AI内視鏡」
AI内視鏡「gestroAI」を開発したAIメディカルサービス代表・多田智裕氏。実際の早期胃がんなどの動画データ、約20万本を医療現場から集め、完成させた。がんの疑いがある粘膜の色の違いやわずかな膨らみなどをAIがリアルタイムで検出できるという。
AI導入の動機について、「消化管のがんは死亡数のトップだが、早期胃がんの診断は非常に難しい。内視鏡検査中に最大20%程度の早期がんが見逃されているという現実がある」からだ。
実際に導入した医療機関からは「がんの発見率が倍増した」との声が上がっているという。医師の負担についても、多田智裕氏は「専門医が使う限りでは、時間は短くなるし負担もなく使える。人間は一箇所に集中しがちだが、AIがアラートを出すことで他の部位への注意を促す効果もある」と説明した。
性能評価試験では、AIの精度は人間の専門医を上回り、「内視鏡医が一生かかっても覚えられない膨大なデータを学習している」。
■ 数時間の解析を3分に短縮する「AI心電図」
