治安当局との衝突などで、死者は少なくとも2400人…イラン全土に広がった反体制デモ。トランプ大統領はデモ参加者と治安当局との衝突が激しくなる中、イランへの介入を示唆し、国民に対しては抗議デモを続けるよう呼びかけた。
そもそもの発端は急激な経済の悪化であった。先月28日、イランの通貨「リアル」が急落して過去最安値を更新。さらに激しいインフレもあり、首都テヘランなどで反体制デモが発生した。その後デモはイラン全土およそ180都市に拡大し、一部が暴徒化したため治安当局が徹底的な鎮圧に乗り出し、犠牲者が増え続ける事態となった。遺体安置所や医療当局の前には多くの遺体が運び込まれ、悲しみの中で身元確認が行われている。
これに対し、イランのペゼシュキアン大統領は「アメリカとイスラエルが、暴徒たちの背後で指示を出し、支援している」と主張。また、イラン当局がインターネットを遮断したとも言われていて、犠牲者の正確な数の把握は難しくなっている。イラン在住のジャーナリスト、フセイン・シャイトゥ氏はインターネットが通じる国境近くで「通信が遮断され、国民は1日に1時間放送されている国営メディアからしか情報を得ることが出来なくなっている」と国内の状況を報告した。中東情勢が緊迫する中、今イランで何が起こっているのか。専門家とともに『ABEMA Prime』で考えた。
■ なぜデモは拡大し、変質したのか
