■ ネット遮断の狙い
イラン国内では政府によるインターネットの大規模遮断が続いている。田中氏はその狙いを2点挙げた。「1つはデモに参加するための横の連絡を絶ち、デモが成立しないようにするため。もう1つは外に情報が出ないように、あるいは外から情報が入ってこないようにするためだ」。
さらに、軍事力で弾圧する様子を外に漏らさない意図もあるとし、「解除した途端に情報が溢れ出てくるため、解除がしにくく、かなり長く続けるつもりだろう。現在、唯一繋がるのは最高指導者のウェブサイトだけだ」と話した。
1月4日を最後に祖父母らと連絡が取れていないロクサーナ氏は、「ネット遮断から一切連絡が取れなくなった。国内での動画をスターリンクなどを利用してSNSに上げている人もいるが、それ自体も妨害されて使えなくなっている」と、現地の過酷な情報環境を説明した。
■ 混迷する中東情勢と日本の役割
