<大相撲初場所>◇十四日目◇24日◇東京・両国国技館
一月場所もいよいよ佳境を迎えた十四日目。結びの一番で横綱・大の里(二所ノ関)が手にした“限度数上限”の懸賞の束が、行司の力水桶に置かれる圧巻光景がファンを騒然とさせた。桶の上に“自立”するという驚きの光景に「これ、お幾らになりますの?」「桶に立ってる」など衝撃が広がった。
取組前、呼出の手元に運び込まれた懸賞は実に61本。通常の1取組における懸賞本数の上限は60本と定められているが、これに観客の投票によって選ばれる「森永賞」の1本が加わり、計61本という圧巻の本数となった。森永賞は昭和26(1951)年の一月場所から続く伝統ある懸賞だ。
中継カメラが捉えたのは、呼出の力水桶の上に、分厚い懸賞の束が支えもなく垂直に立っている様子。その異様な光景に、ABEMAのコメント欄は「桶に立ってる」「懸賞分厚い」「これ、お幾らになりますの?」と大興奮に包まれた。
この光景に、解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏も反応。「キャラメルですね。勝った方がキャラメルもらえるんですよね」と切り出すと、「父(元大関・貴ノ花)がキャラメルを持ってきたときはヒーローでした。(子供にとっては)最高ですよね。だからあんなに太っちゃった」と、亡き父との思い出を自虐ネタを交えて披露し、視聴者を和ませた。
取組では、大の里が圧倒的な力を見せた。大関・安青錦(安治川)を立ち合いから一気に押し込み、寄せ付けぬまま押し倒して10勝目(4敗)を挙げた。敗れた安青錦は悔しい3敗目(11勝)となった。今日の結果を受け、千秋楽に向けたその他の上位陣の顔ぶれは3敗に熱海富士、4敗に霧島、阿炎、欧勝海となった。
また、昨年の夏場所から、取組後の力士が現金で受け取る懸賞袋の中身が、従来の3万円から1万円に変更された。持ち歩く際のセキュリティー面を考慮したことなどが大きな変更理由で、懸賞の手取り1本6万円は変わっていない。以前は給与とは別の口座に、現金支給の3万円を差し引いた1本3万円が振り込まれていたが、現在は1本あたり5万円が振り込まれている。
力士別で今場所の1位は横綱大の里で15日間計375本の申し込みがあり、次いで横綱の豊昇龍で267本、大関・琴桜で200本、義ノ富士が146本、新大関の安青錦が118本などとなっている。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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