■ SNSのアルゴリズムと「空中戦」の行方

 近年の傾向について、島田氏は「SNSに乗るようなワーディングを頑張って探している印象だ。ショート動画やリールなどで端的に政策を言うものが、若年層を含め支持や再生回数が伸びる。引きの強いワードを打ち、それに合わせてマニフェストを色付けするような色合いが強くなっている。かつてのワンフレーズ・ポリティクスと似ているが、媒体がSNSに変わったということだ」。

 選挙活動の戦略についても「選挙には『空中戦』と『地上戦』がある。空中戦はSNSなどの手触り感がない場所での戦い、地上戦は地元で有権者に直接会う活動だ。党としては空中戦に力を入れる傾向があり、結果としてSNSのアルゴリズムに乗りやすいものを打ち出すようになっている」と続けた。

 今後については、「政治家が選挙の時に有権者受けの良いことばかり言わない良心を持つことも必要だが、一方で有権者側も、目先の良いことだけに惹かれず『本当に大丈夫か』と疑う目線を持つべきだ。今後はテクノロジーを使ってアップデートできる政党と、従来型の政党でマニフェストのクオリティに差が開いていくだろう。そうなれば、有権者にとって投票が楽になる時代が来るのではないか」との考えを示した。

(『ABEMA Prime』より)

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