坂本はK-1アマチュア-70kgで2度優勝の2冠。2022年デビューでわずか5戦と試合数は少ないが、勝った4勝のすべてがKO勝ちというハードパンチャー。対するKrush常連の山浦は、近年九州の大会で活躍し、現役のKPKBスーパーライト級王者として本戦に登場。空手をバックボーンに、得意の蹴りへパンチを混ぜる攻撃的スタイルを持つ。

 超攻撃型といえる両雄の激突は予想を裏切らず、1ラウンド開始直後からフルスイングで殴り合う展開。序盤から剛腕を振るう坂本の猛ラッシュに山浦も応戦すると開始1分20秒、坂本がパワフルなワンツーから左ヒザのコンビネーションで最初のダウンを奪う。立ち上がった山浦も再開後、カウンターで坂本をグラつかせ、追撃のバックブローを効かせて形勢逆転を狙った。

 ABEMA解説の宮田充Krushプロデューサーは、両者がガード皆無で効かせ合う、駆け引き皆無のハードな打撃戦に「不思議な試合」とコメント。ファンも「空手の試合みたいだ」「何でも当たる2人だ」「こいつら全部当たる」「荒いけど面白い」と次々に反応し、K-1やKrushでも異例のノーガードスタイルが大きな盛り上がりを見せた。

 2ラウンドに入っても「倒すか倒されるか」の展開はさらに過激化する。再び坂本が接近戦で一気に詰め、左ハイから暴力的に振り抜いた右をアゴへ一撃。倒れた山浦は呆然と座り込み、何とか立ち上がるもフラフラと後退する。

 この頃には、明らかにダメージで精彩を欠く山浦の状況に「止めて」「これぞKrush」との声も飛び、流れは完全に坂本のペースとなった。再び左右のパンチを至近距離で叩き込むと、山浦はグニャリとダウン。一度はリングからはみ出し、場外に落下寸前になるほど効かされるも、何とか戦線復帰を試みる。しかしダメージで腰が落ち、動けなくなったところでレフェリーがストップを宣告した。

 最終のシーンでは、完全に効かされた山浦の状態を鑑みてか、解説の卜部弘嵩が「止めてもいいかな」を連発。レフェリーが止めると「うん」とうなづき、ダメージが大きい場合は早期に試合を止めるべきとの見解を示した。2ラウンド最初のダウンのタイミングで、ファンからも「タオルを投げて」と止め時への意見が噴出していた。また「(2度目のダウンは)余計だったな」と卜部の主張に賛同する声が集まった。

 一方、モンスターぶりで相手を粉砕した坂本は、勝利者マイクで「こんなんじゃトップとか言ってられないので、練習頑張ります」と涼しいコメント。宮田プロデューサーも「強い選手とぶつけてみたい」と、今後への期待を寄せていた。

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