TEAM YOSHINOのメンバーとしてコートに立った野中瑠衣(ヴィクトリーナ姫路)にサーブ順が回ると、アリーナは異様な期待感に包まれた。野中はおもむろに天井を見上げると、アンダーハンドから高く打ち上げる“天井サーブ”を披露。場内アナウンスでも「天井サーブ来た」と煽りが入るなど最高潮の盛り上がりを見せたが、放たれたボールは無情にもコート左へと大きく外れ、相手の得点となった。
これには野中本人も両手で顔を覆い、頭を抱えてガックリと肩を落として“大反省”の様子を浮かべた。その後、第3セットの途中に放送席に招かれた野中は、実況アナウンサーから2年連続の挑戦について問われると「はぁ~…去年よりも失敗しちゃって。結構、練習積み重ねてきたんですけど……はい」と、消え入るような声で落胆の色を隠せなかった。
野中の“天井サーブ”には因縁がある。昨年のオールスターでも同技を繰り出したものの、その際はボールが天井に直撃。試合後に自身のSNSで「#天井サーブ磨きます」と宣言し、1年越しのリベンジを誓っていたのだ。
この結末に、SNS上のファンは即座に反応。「早速野中天井サーブしとる笑笑」「野中〜〜!天井サーブ練習してたんやw」「野中瑠衣、絶対天井サーブ練習してないだろ笑」「悔しがる姿すら絵になる選手はなかなかいない」など、本人の落胆をよそに大盛り上がりとなった。
今季から姫路に移籍した野中は、2025年5月の女子日本代表選考会での合同記者会見にて、人気アイドルグループ『CUTIE STREET』の楽曲を引用し「かわいいだけじゃだめですか?」などと挨拶。そのルックスだけでなく、実力、陽気なキャラクターでもバレー界を牽引するリーグ屈指の人気選手の一人となっている。
会場に8320人の観客を動員した“祭典”は、真剣勝負あり、特殊ルール採用の第2セットには大きな笑いもありという、SVリーグらしいエンターテインメントを展開。試合は3ー0でTEAM NICHIKAが勝利したが、野中は敢闘賞を受賞。確かな存在感を示し、神戸の夜を華やかに彩った。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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