ストーカー加害の心理「“上手く別れる事できれば防げる”は幻想」被害者意識もつ人も?カウンセリングの現実から知る

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■加害者が抱く「見捨てられ不安」と「被害者意識」

川畑直人教授
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 恋人関係だった相手が、なぜストーカーへと変貌してしまうのか。警察と連携してストーカー加害者へのカウンセリングも行っている、公認心理師で京都文教大学の川畑直人教授は、加害者の心理状態について「2つのポイントがある」と指摘する。

 川畑直人氏は「1つは見捨てられることに対する不安や傷つき、それから自分の自尊心やプライドが傷つくことに対しての耐性がないことだ。それが非常に大きな復讐心に変わってしまう。さらに、将来に対して希望が持てるような人間関係があれば気持ちを切り替えやすいが、『自分にはこの人しかいない』と思い詰め、不遇感でいっぱいになっている状況だと、相手に執拗にしがみついてしまう」と説明する。

 また、加害者はしばしば「被害者意識」を露わにするという。「警察から介入されたとき、『別れを告げられ、これだけ相手に尽くしたのに、なぜ加害者にさせられるんだ?』という被害者意識を持つ。警察の介入が難しいのは、それによって逆に被害を強めてしまう危険性がある点だ。警察側も加害者の心理を十分に理解した上で介入することが重要になる」。

■「男性だから」ではない ストーカー化の要因は「弱さ」
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