■「コロナ後遺症に関する知識が足りていない」
いち早く新型コロナ後遺症外来を設置し、のべ8000人以上の患者を診察してきたヒラハタクリニックの平畑光一院長は、医療現場の課題を指摘する。「負荷をかけずに関節だけ動かすなどには効果があるが、普通の運動をしてしまうと悪くなることが多い。本当はやってはいけないことを、医療側が“常識”として押しつけて、それで悪化する人が多い」。
医師の認識不足によって、「胸が痛くなり『心筋梗塞かも』と救急搬送された病院で、『コロナ後遺症だ』と言った瞬間、検査を断られて、『帰れ』と言われたりする。生き残る権利すら認めてもらえない、ひどい話が日常的に起き、今も続いている。コロナ後遺症に関する知識が足りていない」との弊害を指摘する。
治療法については「世界中で研究されているが、特効薬はまだ出てきそうにない。となると、今ある手段を使っていくしかなく、対症療法になってしまう」という。
児玉さんは「漢方を処方してもらっていたが、今は慢性疲労症候群という難病に移行したと診断されている。専門医に頭のツボを押してもらったり、ビタミンを処方してもらったりといった治療を受けている」と語る。
平畑院長は、メディアの協力が必要だといい、「『コロナは終わった』という空気にしてしまうと、新規感染者も増え、後遺症の患者も新たに出てきてしまう。後遺症がないかのような雰囲気になると、患者に対する無理解も促進する。まだコロナは存在すると、ある程度は伝えてもらわないといけない」とした。
(『ABEMA Prime』より)
この記事の画像一覧
