2月1日、エディオンアリーナ大阪(第2競技場)で行われた「Krush.186」。佑典(BILLION.WIN.GYM)と龍翔(EX ARES)の“14歳差”対決は、荒々しいベテランの爆発力と、若手の計算された攻めが交錯。結果は2ラウンド、龍翔が一気に攻め立ててKO勝ちを収めた。

 19歳の龍翔は、MA日本キックボクシング連盟JAPAN CUPスーパーバンタム級王者と他団体のタイトル歴を持つ新鋭。対する佑典は、喧嘩屋から地下格闘技を経てプロに転向した異色の経歴を持つ。ファイターとしての独特の迫力に、ABEMA解説を務めた宮田充プロデューサーは「顔おっかないですよね。地下格闘技のキャリアがあるんですよね。勇ましい試合をしてくれる選手」と紹介した。

 試合のゴングと同時に、佑典が飛びヒザを繰り出し会場を沸かせたが、龍翔はこれを凌ぐと落ち着いて前進。ジャブとローを混ぜながらプレッシャーを強め、徐々に主導権を握っていく。佑典はフルスイングのワンツーやスーパーマンパンチぎみの強い一撃など、アグレッシブな攻めを見せ、オラついたファイト・スタイルと気持ちの強さを全面に出し、”当たれば終わる”的な雰囲気を醸し出す。両者近い距離での攻防や掴みも連続した荒々しい展開のなか、ラウンド後半には組付き気味のバッティングで龍翔が右目尻をカットする場面もあり、バチバチした空気のなか最初のラウンドを終える。

 展開的には怖いお兄さんと弱気な若者という雰囲気の対決に、インターバル中、佑典の強面キャラについて再三言及していた宮田プロデューサーが自らの勝負勘が働いたか、ぽつりと「龍翔くんが勝っちゃうような気もする」と口にするが、この予測が現実のものとなる。

 2ラウンド。今度は龍翔が飛び蹴りで奇襲をかけ、一気に距離を縮める。腹部へのパンチで佑典の体勢を崩すと、ボディを効かせた連打からヒザ蹴りを叩き込む。近い距離での攻防にバッティングが発生するが、再開後も龍翔がボディストレートをまとめ佑典を削ると、追い打ちの右ストレート。この一撃が効き佑典がゴロリとマットに倒れ込んだ。その後、佑典は立ち上がる意思を見せるも手をついたまま動けず、レフェリーはストップを宣告した。実況が「倒した!豪快に倒した」と声を上げたダウンシーンだった。

 直後、佑典はストップに納得できなかったのか食って掛かるように続行の意思を見せたが、セコンドに抱えられると再び前のめりに崩れ落ちた。そんな闘志むき出しの様子に加え、ダウン時にマットに頭を打っていたことを気にかけていた宮田プロデューサーは「あぶないあぶない」と佑典の状態を心配したのち「悔しいなぁ」と心中を察した。

 一方で「龍翔くんは、ビビらずよく倒した、巻き込まれずに」と龍翔の冷静な戦いぶりを称賛。佑典についても「存在感出しましたよ。威勢のいい選手。負けちゃったけど面白かったねと言われる選手」と評価。敗戦後も佑典がセコンドに支えられながらもリングに突っ伏して悔しがる姿には悔しさが滲み出ており、解説の卜部弘嵩も「佑典はまた見たい選手」と気迫の戦いを称えた。

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