将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第1局が2月8日、愛媛県松山市の「道後温泉ふなや」で行われ、藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)が挑戦者の増田康宏八段(28)に118手で敗れ、シリーズ黒星発進となった。藤井棋王は並行して行われている王将戦七番勝負でも1勝2敗と黒星が先行。ダブルタイトル戦をどのように攻略していくか、今後の戦いに大きな注目が集まる。
藤井棋王が、棋王戦で3期ぶりの黒星を喫した。2期連続で同カードとなった今期の五番勝負。タイトル奪取を狙う増田八段は、本局へ向けてとっておきの作戦を用意し、立ちはだかる絶対王者へぶつけた。
先手番の藤井棋王はじっくりと持ち時間を投入して増田八段の狙いを探り、スローペースの展開に。高難度の将棋とあり、増田八段も慎重に時間を使って読みを入れていた。長く均衡が保たれていたものの、両者の持ち時間が切迫してくると慌ただしく指し手が進み、増田八段のペースに。終盤では一気に差が開き、絶対的な終盤力を誇る藤井棋王をもってしても耐えることが難しい展開に。増田八段の安定感抜群の指し回しを前に、最後は静かに投了を告げた。
藤井棋王、増田八段の終局後のコメント




