元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は、その背景に一方的な勘違いがあると指摘する。「高齢者のストーカー事件を見てみると無言電話、メール、手紙、つきまといが多い。メールぐらい、電話ぐらいは罪にならないと思っている。女性が親切にしてくれると勘違いする」。

 その勘違いはどこから来るのか。犯罪心理学が専門の出口保行氏は次のように分析する。

「高齢者になると、社会との接点というのがどうしても少なくなってしまう。孤立感、孤独感が強まってしまいます。そんな時に、好意を持つ人が現れてくると強烈に引きつけられてしまう。社会との接点が少なくなっている分、自分に失うものはあまりないんだって思っている人が多くなっている。何とかその相手を振り向かせたいという抑制が効かない状態というものが、どんどんどんどんエスカレートしていく」

 実際にこのような「感情」を引きずる高齢者は意外と多いようだ。街で女性に聞いてみると、その実態が浮き彫りになった。

街の女性たちの証言
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