この状況下で仲林が下した決断は、驚くべきものだった。親の浅見に連荘を許せば、トップの座も危うくなる。そう判断した仲林は、手元に安牌があるにもかかわらず、少考の末にあえて佐々木の当たり牌である七万を選択。狙い通り佐々木への「差し込み」を成功させた。5200点(+600点)の失点にはなったが、最も脅威であった親のリーチを潰すことに成功し、最終的なトップ獲得を手繰り寄せた。

 試合後、仲林は「あれは完全に差し込みです。佐々木選手が、このカン七万だと浅見さんとのめくり合いに負けそうだったので。当たったら2600くらいだったら(5200点で)高かったです。ただ、自分の中ではいい判断だったと思います」と、冷静に自らの戦略を振り返り、自画自賛した。

 勝利を確実にするためのこの高等技術に、ファンからは「スゲーなプロは」「うますぎだろ」と絶賛の声が噴出。コメント欄には「ドンピシャえぐ」「この差し込みは流石に上手いわ」「ガチ差し込みじゃんこれ」「シビれるわ」といった驚きの投稿が並び、仲林の冷徹かつ正確な勝負勘に、多くの視聴者が酔いしれた。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)
 

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