■「高市早苗は総理でいいか」ワンイシューに敗れた中道
2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は、「『2世議員ではなく普通の家庭で育った女性総理』と『宗教で上がった人とおじいちゃん』のどちらがいいかと言えば、若い人には前者が改革に見える。“中革連”と略される名前も、党内で止めることができなかった。当然の負けだ」と指摘する。
世間の受け止めとして、「自民党政治の“失われた数十年”で、少子化や経済の低迷が起きたが、これを『“おじいちゃん政治”のせいだ』と捉えた時に、中道はおじいちゃん政治を続けるように見えた。ドラムをたたいて外交する高市氏は、今まででは絶対にできないことをやっている」と考察する。
また、昨今の風潮について、「『おじいちゃん政治を続けるとダメ。だったら賭けた方がいい』と社会が変わり始めている。参政党が伸び、自民党総裁選も議員票に強くない高市氏が党員票で制した。政治家と大衆の考え方がズレ始めているが、大衆に合わさず、“おじいちゃん政治家の考え”で突き進むと、より差は広がる」との考えを示した。
投票先選びにおいても、「若者は政策がわからず、『女性初の総理』と『おじいちゃん』という、わかりやすいイシューで選んだ。これを“イシュー”だと思わない感覚を持つ人が、中道の中枢にいたから負けた」とする。
経済学者で慶應大名誉教授の竹中平蔵氏は、「今回の選挙は“ワンイシュー・エレクション”だった。2005年衆院選の『郵政民営化に賛成か、反対か』と同様に、今回は『高市早苗は総理でいいか』と言った。マスコミが作り上げた対立構図でもあるが、野党は『NO』としか言えず、『またNOとしか言えない野党だ』とレッテルを貼られた」とみている。
ただし、「郵政民営化は法案を出し、100時間以上議論しての判断だった。高市氏は積極財政を掲げるが、まだ何をやるかもわからない。その状況で今回、白紙委任のような結果が出たのは怖い」とも付け加えた。
とは言いつつ、「郵政選挙で与党が3分の2を取ったが、慶大教授の調査では、ほとんどの賛成者が『よくわからない』と答えた。賛成者は、その理由として『小泉純一郎総理がここまで言うなら』と言っていた。高市氏も今回、パッションを感じさせたから勝利した」と、共通点についても触れる。
藤原氏は「ずっと自民党と寄り添ってきた公明と、ガチンコで野党をやってきた立憲が、いきなりくっついた。その違和感は自民と維新の連立よりも大きかった」と、有権者の受け止めを振り返る。
海江田氏は、野田佳彦氏(後の中道共同代表)が選ばれた2024年の立憲代表選が「分かれ道」だったと感じている。「よく“常在戦場”と言っている割に、この代表選で『選挙の顔』を選ぶという意識がなかった」。
中道の次期代表選には、階猛氏と小川淳也氏が立候補した。中谷氏は「小川氏は人の話をよく聞き、丁寧に議論を進める。強制的に世代交代になった以上、これからの中道に期待したい。『ちゃんとできる政党にならなきゃ』と、皆が思っているだろう」と語った。
(『ABEMA Prime』より)

