日鉄堺が2セットダウンで迎えた第3セット27ー27とデュースで食らいついている場面のことだ。大宅真樹が強烈なジャンプサーブで相手を崩したもののかろうじて返されてしまう。相手のスパイクをブロックが触ると、コートに戻ってきた大宅がわずかに上げた。

 ここで、超攻撃的なプレーが飛び出した。コート中央に上がったボールに対して、リベロ・森愛樹はアンダーハンドでトスを上げようと動いていたが、その斜め背後から飛び込んできたのがトンマーゾ・リナルディだ。200cmの長身アウトサイドヒッターは、ツーアタックのバックアタックでこれをスパイク。その際、身長170cmの森の頭上をまるで馬跳びでもするように飛び越えながら、凄まじい勢いのアタックを打ち込んでみせたのだ。

 結果的にアウトとなってしまったものの、相手をねじ伏せようとする、試合終盤の迫力満点のスパイク。さらに味方の頭を飛び越えるという離れ技にはファンも多くのリアクションを寄せ、SNSでは「人越えのアタック」「ふたりの咄嗟の身体能力の成せる技」「いやーすごかった」「あのまま頭蹴られちゃったりしてたら大惨事」「エグすぎるww」「跳びすぎだろ笑」「リナルディ高ぇぇ」といった驚きの声であふれ返っていた。

 今季から来日したリナルディは、アンダーカテゴリーでは2021年のU21世界選手権でイタリアを初優勝に導いたキャプテンであり、将来を嘱望される24歳だ。今季はここまで26試合でアタック356点を含む403得点はリーグ6番目の数字を誇り、アタック決定率も51.1%で同じく6番目と、屈強な助っ人外国人と肩を並べるパフォーマンスを見せている。

 この試合は0―3で大阪Bにストレート負けを喫したものの、自身はチーム最多となる15得点を挙げ、攻撃的なプレーでチームを鼓舞し続けていた。

 なお14日の14節でヴォレアスと対戦したブレイザーズはセットカウント3-1で快勝。リナルディはこの試合でもバックアタック13回のうち8回を成功。さらにサービスエース4本を決めるなどして勝利に貢献している。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ

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