STINGS愛知が第3セット12ー20と追いかける中、相手のサーブを拾い、セッター・河東祐大がライトへとトス。これに反応したステファン・ボワイエは、強烈かつ巧みなスパイクを放ち、見事にブロックアウトでポイントを手にした。直後に問題のシーンは起こった。
得点を決めたフランス人オポジットは、目の前でブロックに飛んでいたルチアーノ・ヴィセンティンに対して、何やらジェスチャーを交えながら指を差して挑発。すると、これを受けたアルゼンチン人アウトサイドヒッターは怒りをあらわにし、ネットに近づきながら抗議するような姿勢を見せた。
まさに一触即発。放っておけばネット越しに…そんな雰囲気を察知してか、STINGS愛知の藤中謙也や河東がなだめ、キャプテンでリベロの高橋和幸もポンポンと、その背中をたたく。一方、東京GB側も伊藤吏玖がヴィセンティンの体をつかんでネットから引き離し、アレックス・フェレイラが代わりに相手と掛け合うなど、それ以上ヒートアップする前に事態は終息へと向かっていった。
その後、強烈なスパイクで得点を挙げたヴィセンティンがくるりと体を回転させ、相手コートを背にするように「バモー!」と大声を張り上げて再び感情をあらわに。これに対して放送席は「煽り返します」としながらも「相手コートに向けてはいけない。相手にガッツポーズしたらカードが出る」とヴィセンティンのアツくも冷静な振る舞いを指摘した。
このシーンを目撃したファンもSNSで「ルチとボワイエがちょいバチってたな」「ボイエとヴィセンティンが揉めてた」「ルチちょっと熱くなっちゃってる」と心配するコメントを寄せていたが、共に今季から新入団した両者は、アタッカーのライバルでもある。
ルチアーノは今季、アタックを501本打って241点決めて決定率48.1%をマークするなど存在感を示しているが、一方のボワイエはその倍近い932本打って437点を決めつつ決定率46.9%を維持。さらに総得点もリーグ3位の514点をマークするなど、ルチアーノからすれば上位をいかれるアタッカーへの対抗心を燃やしているのかもしれなかった。
なお、試合は第1、第2セットを落とした東京GBがこのセットこそ奪い返したものの、第3セットは追いつけず、セットカウント1―3でホームで痛い敗戦を喫した。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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