■「気づく人」と「そうでない人」の決定的な差

堀切健太氏
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 同じ環境に身を置きながら、生きがいを見つけられる人と、再犯を繰り返す人が分かれるのか。堀切氏は「気づき」の重要性を説く。

 「再犯しないためには、どこかで気付くとか、『これはもう自分にいらない』『もうやる意味がない』と、どこかで腑に落ちない限り、一生同じ。周りにはテレビを見るしか楽しみがない人も、人の悪口を言って一日が終わる人もいた」。

 やるべきことを見つけられない人を「残念」としつつも、「そういう出会いが、(刑務所に)行くまでにあったら、もっと違う人生だったのかなとかも思う」と、きっかけの欠如が更生を阻んでいる可能性にも触れた。

 現在、堀切氏はイラストレーターとしての仕事を増やしながら、自らの思想を投影した個展「チョーエキノート」を開催するなど、精力的に活動している。しかし、現実は甘くない。刑期満了を伝えるニュースが流れただけで、アルバイト先から連絡が来なくなるなどの排除も経験した。

 願いは一度の失敗で全てが終わりになるような空気感の変容だ。「日本は1回ミスをしたらすごく厳しい。『もうあいつダメでしょ』みたい。1回ぐらいのミスは、人間誰にでもある。『そういうこともあるよね』と、トライするチャンスがあるといい」。
(『ABEMA Prime』より)
 

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