【明治安田J1百年構想リーグ】鹿島アントラーズ 2-0 柏レイソル(2月21日/メルカリスタジアム)
鹿島アントラーズGK早川友基が、絶体絶命のPKを止めた裏側にあった“極限の心理戦”を明かした。柏レイソルのFW細谷真大のパネンカを微動だにせずキャッチした名シーンは、徹底的な駆け引きによる「一か八かの勝負」だったという。
2月21日の明治安田J1百年構想リーグ第2節で、鹿島はホームで柏を2-0で撃破。早川にとって最大の見せ場となったのが前半25分のシーンだ。自陣ペナルティーエリア内で自身が柏のDF山之内佑成を倒してしまい、痛恨のPKを献上。しかし、PKキッカーの細谷がど真ん中を狙ってふわりと浮かせたチップシュート(パネンカ)を完全に読み切り、易々と胸に収める。その直後には約60mの超絶パントキックで決定機を演出するなど、昨季J1最優秀選手(MVP)の実力と貫禄をまざまざと見せつけた。
SNS上のファンからは「先に動かない」ことを絶賛されたシーンだが、本人は試合後のインタビューで、この場面におけるヒリヒリとした駆け引きの舞台裏を告白。Jリーグ公式サイトが伝えている。
「自分がPKを与えて自分が止めないといけない状況だった。(だから)焦って先に動く、ということをキッカー側からしたら想像していると思った」
自らのファウルで与えたPKだからこそ、細谷が「早川は焦って必ず先に飛ぶ」と読んでくるはずだと予想。そこで早川は、あえてキックの直前に身体を大きく広げ、左右に細かいステップを踏んだ。
「なおかつ自分はステップを踏んで移動しながら(左右どちらかに)飛びますよ、という雰囲気を出していた。一か八かでしたけどね。それで止められたから良かったですけど、止められなかったら『なんで飛ばないんだ』と言われていたと思う。結果論ですけどね」
「PKで先に動かないのは無理です、さすがに」とも




