序盤からアルバが攻勢を取るたびに、チェルシーは車椅子の上で大げさに立ち上がりかけては「痛い」と座り直し、指差しと罵声を繰り返し、ガヤ要員以上の活躍。場外の攻防でティファニーがチェルシー側に近づいて挑発した瞬間、チェルシーは車椅子から上半身を乗り出し、片足で立ち上がってティファニーを指差し罵倒した。

 ABEMAで実況を担当した清野茂樹アナウンサーは「チェルシー立った!」「転んでもただでは起きない女です」と声を上げ、その仕事人ぶりを称え、ファンからも「チェルシー無理すんなよ」「チェルシー無理しないで」といった心配の声が飛び交う一方で、「クララが立った!」の茶化しや、欠場中でもヒールとして振る舞おうとする姿勢に反応する投稿も相次ぐ。さらには「骨折してもこの存在感」と、戦わなくても主役級の扱いに称賛の声が上がると同時に、骨が折れても団体へ寄与するプロ意識の高さに「チェルシープロだ」「チェルシーまじで社畜だ」と、褒めているのか腐しているのか不明なコメントで埋め尽くされた。

 もはやアルバとティファニーが激しい試合を繰り広げるも、半ば試合そのものの趣旨を失いかねない展開。試合はアルバのスワントーン(コーナーからの前転式ダイブ)が時間をかけすぎたところをティファニーが膝で迎撃し、プリティエスト・ムーンサルト・エヴァーでアルバをピンフォールして決着。

 しかしながらカメラは試合以上にリングサイドの”車椅子の女”の一挙手一投足に注目し続け、挙句の果てはSNS上でも「ティファニーの勝利以上に、車椅子のチェルシーが常に観客の視線を持っていった」と、戦う本人たちとしては何とも不名誉な評論も試合後には飛び出すなど、リング上の攻防以上に、リングサイドの“煩い応援ぶり”が目を引く結果となった。

(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)

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