<大相撲三月場所>◇初日◇8日◇大阪・エディオンアリーナ
大相撲三月場所の初日、土俵上に現れた一人の62キロ小兵力士の体躯に「肋骨が浮き出てる」「私より軽い力士きた」など驚きの声が上がった。直後、鍛え抜かれた肉体で2倍以上の巨漢を鮮やかな技でなぎ倒すと、館内がどよめいた。
序二段九十八枚目・宇瑠寅(式秀)が、序二段九十八枚目・西勢郷(二所ノ関)を足取りで破り、白星発進を決めた一番でのこと。
宇瑠寅は身長165.3センチ、体重62.5キロ。先場所の60.6キロから1.9キロの増量に成功したとはいえ、対する西勢郷は129.0キロ。実に体重差66.5キロ、自分より2倍以上も重い相手との対戦となった。
立ち合い、西勢郷がその体格差を活かし、強烈な突き押しで宇瑠寅を弾き飛ばそうとする。何度も体がのけぞりそうになる宇瑠寅だったが、懸命に頭を下げ、重心を低く保って食らいつく。
すると西勢郷がさらに圧力を強めたその一瞬の隙を突き、宇瑠寅が懐深くへと潜り込んだ。瞬時に相手の右足を取ると、渾身の力で抱え上げ、豪快にひっくり返した。西勢郷の巨漢が土俵に転がると、エディオンアリーナ大阪には歓声が響き渡った。一方、敗れた西勢郷は呆気にとられた表情で、何が起きたのか…といった様子で首を横に振っていた。
小兵のジャイアントキリングにABEMAファンも興奮。「私より細い」「肋骨が見える」といった驚きの声に加え、勝利の瞬間には「素晴らしい」「十八番だね」「見ごたえあった」と宇瑠寅の足取りを絶賛。36歳のベテラン小兵力士が見せた意地の相撲に酔いしれた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 2日目
更新日時:2026/03/09 19:34
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

