では、仕事を辞めて子どものサポートに全力を注いだAさんのその後はどうなったのか。
「全然違う仕事をしようと思って。同じ業界にもう一回戻るのは“無駄なキャリアの断絶”。だったら(辞めずに)その会社で働き続けていた方がよいし、そこにはかなわないと思ってしまうので」
受験が落ち着いた後、Aさんはやりたかった教育分野の仕事に就いた。収入は大幅に下がったものの満足感は高く、辞めたことに後悔はないというが、「1、2年お休みできるとか、そういう制度がもしあったら使いたかったかな。他の人にとってそれ(退職)が正解かと言われると、全然そんなことはないでしょうから、そういう意味でも柔軟に選べる人が増えたらいいなとは思う」と振り返った。
復職の壁と教育費の負担…「社会全体でバランスをとっていくべき」
