■台湾を中国に統一する意味
来日9年目のアパレルデザイナー、エンエンさんは、「小さい頃の教育もあり、『台湾は中国の一部だ』と認識してきた。自分の子たちには、ずっと外にいるより、家に帰ってもらいたい」と話す。
周氏は「統一しても、香港やマカオのように、ビザのようなものが必要になる。台湾からは自由に来られても、中国からは制限ができる。現状の“2つの制度”のままで、民主主義と社会主義の両方から、中国がより健全な国になるのでは」と述べる。
朱氏は「東京の住民には、沖縄返還しても、しなくても関係ない。ただ国としては、これがなくては戦後が終わらない。中国では、近代を超えるために、“台湾の復帰”が1つのシンボルになる」とし、周氏も「要は中国人のプライドだ。強くなった今、やはり統一に行き着く」と話す。
周氏は「台湾の制度が、中国の見本になればいい」と提案する。
朱氏は「1つの制度に、もうひとつが吸収されることは、“平和統一”とは言えない。国力を結集して、経済発展を進める現状では、すぐに平和統一はできない。2035年以降に先進国の仲間入りをすれば、政治的な民主化に向かわざるを得ない。台湾とは経済や他の部分が近づいて、初めて平和統一できる。武力統一も平和統一も4〜5年以内にはないと、中国は理解している」と見通す。
■日本はどう関わるのか
