「最後の希望だった」代理出産で2人の娘を授かった母 「すごく幸せ」国内では事実上禁止 …問われる倫理観と求められる法整備

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■「すがる最後の希望だった」当事者が語る葛藤と決断

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 番組に出演した吉田さんは、2025年に東ヨーロッパのジョージアで、代理出産により2人の娘を授かった。4年にわたる不妊治療の末、腎臓の病気が発覚し、医師から「(自分に受精卵を戻せば)透析になる可能性がかなり高く、死産してしまう可能性も高い」と告げられたことがきっかけだった。

 吉田さんは「自分が(子どもが)欲しいと考えた時の最終手段として、代理出産を選んだ。すがる最後の希望だった」と振り返る。ジョージアを選択した理由は、アメリカに比べ費用が3分の1程度で済むという経済的な側面に加え、「結婚している夫婦からでしか代理出産を認めていない」という現地の法律が倫理的に整っていると感じたためだという。

 実際のプロセスでは、日本で冷凍保存していた受精卵をジョージアへ送り、マッチングした2人の代理母によって、1カ月半違いで2人の娘が誕生した。吉田さんは、出産時に病院には来たものの、代理母とは顔を合わせることはせず、生まれて1時間後には我が子を受け取った。

 現在、1歳を迎える子どもたちを育てる吉田さんは、「正直に言ってすごく幸せ。不妊治療で苦労されて子どもができたお母さんと、気持ちは何も変わらない」と語る一方で、「日本できちんとした法律なり規律がないので、個人の倫理観に全てを任せる形になってしまっていて、余計にややこしくなっている」と、法整備の遅れを指摘した。

 それでも代理出産によって、子どもを授かることができたことは素直に喜んでいる。「私のような立場の、病気で(出産を)諦めざるを得ない人間にとって、1つの希望であることは確か」とも述べた。

■拡大する市場と「搾取」を防ぐためのルール
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