■「ミサイル配備が抑止力になるというのは幻想だ」
熊本県平和委員会会長の松本泰尚氏は、熊本市へのミサイル配備に反対し、自衛隊駐屯地前での抗議活動にも参加した。「配備以前に、最大の反対理由は『憲法に沿うか』だ。安保3文書の改定で、敵基地攻撃能力の保有を認めたこと自体が、憲法9条に違反していないのか」。
これまでの経緯から、「12式は200キロ程度しか飛ばない。熊本には、ハワイでの実射訓練を経験した部隊があるため、おそらく改良型も先行配備されるのではと予測していた」と話す。「2025年8月29日、九州防衛局が県知事と市長に通告に来た。その日の午前中、我々は防衛省と交渉していたが、そこでは何も答えなかった」。
反対する背景には、「ミサイル配備が抑止力になるというのは幻想だ」との考えがある。「防衛省に問うても、どこが相手国かは言わないが、無防備な国をたたく国があるのか。軍拡競争が際限なくなると、最終的に抑止力としての核保有へ行き着くと心配している。また、今後全国に配備予定のミサイルを、先行配備された熊本で阻止しようという思いもある」。
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