立ち合い、頭を下げて鋭く当たった翔猿に対し、懐へ潜り込ませたくない錦富士は突き押しで懸命に距離を取る。前傾姿勢を保っていた翔猿が一瞬引くと、錦富士が勢いよく前へ。その後、土俵中央でがっちりと胸を合わせた両者は、互いに動けない膠着状態となった。
この攻防の中で、錦富士の「さがり」が土俵へ落ち、両者の足元へ。行司が隙を見てこれを拾い上げたが、直後に今度は翔猿のさがりが自らの足元に落ちてしまった。実況の藤井康生アナウンサーが「翔猿のさがりが邪魔になりました」と指摘した次の瞬間、土俵を払う鋭い音とともに、翔猿が自ら右足を使ってさがりを排除。
この機転の利いた動きに館内がどよめくと、解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「滑るから」と力士心理を代弁した。
その後、足元の障害物を自ら取り除いて体勢を立て直した翔猿は、鮮やかな肩透かしを決め錦富士を土俵に転がした。ABEMAの視聴者からは「自分で蹴った」「蹴とばした」「セルフ吹き飛ばし」といった驚きのコメントが殺到。なお、敗れた錦富士は3敗目(4勝)を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 7日目
更新日時:2026/03/14 19:17
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗
