■ 「文化の維持」か「経営の改善」か
土居氏は、経営側の努力不足について、「東京国立博物館の館長は歴代、文部科学事務次官の経験者だ。きっちりとその手腕を発揮していただきたい。工夫の余地があるのは素人目に見てもわかるのだから、ちゃんと頑張ってほしい」と語った。
新川氏も、収益化への工夫自体は否定していない。「これまでは公金に依存しすぎていた。グッズ販売などの工夫の余地はたくさんある」としながらも、「目標設定が収益化ばかりになってしまうのが怖い。結局はバランスだ」。
土居氏は、自己収入を増やすメリットとして「先行投資」を挙げた。「自己収入があれば、収蔵庫の修繕や新たなコレクションの購入のために先行投資ができる。将来の価値を伝えていくためにも、この目標を達成していただくことはできる」と、文化振興と収益確保の両立に期待を寄せた。
(『ABEMA Prime』より)
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