ケガの状態が気になるところだが、ABEMAで解説を務めた元前頭の大岩戸は、取組前の伯乃富士の様子を見て「蹲踞を見ていても、ちゃんとできないんですよね。蹲踞ができないとなると、相撲にもならないと思います」と指摘。続けて「ただ、休んでいるというのは負けよりも落ち幅が大きくなってしまう。だから少しでも出ることによって、勝つ可能性が出てくるから出てきたと思うんですけども」と語っていた。
十日目に伯乃富士が対戦したのは、三役経験者の強敵・宇良。大阪出身の宇良にとって三月場所はご当地場所でもある。多くの地元ファンから声援が飛び交うなか、立ち合い右に動いた宇良に対し、伯乃富士は変化に対応。その後、宇良が得意の左下手を引いて猛烈に攻め、伯乃富士は苦しい体勢に。だが土俵際から押し返して伯乃富士が逆襲。宇良が頭を相手の脇に入れ反り技が出るかと思われた次の瞬間、伯乃富士が足技で宇良の体勢を崩し、押し潰すように上手投げを決めた。
見事に逆転勝利した伯乃富士だったが、もつれるように倒れると、土俵に足が衝突したからか苦悶の表情を浮かべた。この光景に、解説者の大岩戸も「おお、上手い!上手いけど痛い」とコメント。なかなか見ることのない形相になった伯乃富士に、対戦相手の宇良も思わず心配そうな表情を浮かべていた。上手投げで勝った伯乃富士は3勝目を挙げ、勝ち越しまで望みをつないだ。一方、敗れた宇良は6敗目を喫した。
勝名乗りを受けてからもつらそうに歩いていた伯乃富士。その姿に、大岩戸は「痛そうですね。衝撃だけで痛いんでしょうね」とポツリ。業師として知られる宇良に技術で勝利した伯乃富士の取組内容について「伯乃富士が逆に技巧派というか。痛い足でよくあれだけ動けますよね」と語った。さらに、VTRで伯乃富士の苦悶の表情が流れると、ABEMAで実況を務めた舩山陽司アナウンサーは「ああ、痛そうな顔。この表情はなかなか見たくない…」と冷や汗。これを受けて大岩戸は「でも、あの重症の中で勝つというのが伯乃富士。 ただモノじゃない」と驚嘆の声を上げていた。
痛みのあまり顔をしかめた伯乃富士の姿に、視聴者からも「いたいw」「大丈夫か」「負けた方が心配する異様な光景」「こわいて」「表情で伝わる」「あんなに痛がるなんて」と反響が続々。体調が万全でないなか見事な勝利を遂げた一番に「うめえ」「パワースラム!」「激しかった」「本当にただものじゃないよ」「伊達に怪物名乗ってないな」と称賛や驚きの声も相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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