国際政治学者の舛添要一氏は「(初代)ホメイニ師がパリから返ってきて政権を担って、2代目がお父さんのハメネイ師。次男のモジタバ師が今度はなった。イランの国軍はパーレビ王朝からあったが、これが大体5、60万ぐらいで、革命防衛隊は19万人ぐらいいるので、こっちが精鋭部隊だ。それとモジタバ師の経歴を見てみるとよく分かるが、彼は革命防衛隊に入隊して17歳で兵隊として戦争に行っている。だから俺たちの兵隊だということで、非常に革命防衛隊と仲がいい」と解説。
「お父さん(ハメネイ師)と同じように神学を学んでいてアヤトラだ。一番最高位の位にあるので、だから跡を継いでも全くおかしくない。それからロンドンを含めて写真を全部見たが、すごい不動産と資産を持っている。宗教革命だというが、そういう裏の側面がいっぱいある」と続けた。
さらに「そしてイラン革命防衛隊というのは、イランの建設業とか防衛企業とか産業の3割ぐらいを握っている。タイの陸軍がいろいろな会社を持っているのと同じ。発展途上国の軍隊というのは、そういう風にして金を稼いでいる。そういう汚い面もある。だから海外に何兆円という資産を蓄財している」と、経済事情についても語った。
この実態について「イラン国民がどう思っているのか」と質問が飛ぶと、舛添氏は「知らない。モジタバという名前で資産を隠しているわけじゃない。全く架空の会社とかでやっている」と回答して「だからやっぱり宗教指導者であっても、50年近く権力を握るとこういうことやる」とコメント。
イランの国内事情については「それに対して自分たちの生活が不満だから、この体制を倒せというイラン国民が3分の1ぐらい、国民の半分ぐらいいる。だけど完全に力で弾圧されているとともに、ここまで自分の国がやられたら『アメリカさんもっとやって』という、自分の親類とか全部殺されている、それでもアメリカに『もっと爆撃しろ』と言うかというと、誇り高い文明国だからその体制は完全には崩れない」と解説した。
モジタバ師の現状については「大怪我しているのだと思う。脚を1本失われていると言われている。一緒に爆撃されてお父さんも殺されて、家族を殺されている。外に出られないぐらいに怪我をしているのでは」と推察。「生きているのは生きている?」という質問に対しては「死んでいるなら死んでいるとして、もう1人殉教者を生んで、新たな指導者作ればいい。死んでいるのに生きていると言うことの意味は全然ない。今出てこないのは逃げておかないと、またアメリカが爆撃するということがあると思う」との見方を示した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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