LGBTQ公表の国会議員ゼロ…当事者の重要性に、尾辻かな子氏「『この政策が必要だ』と、リアリティーを持った自分ごととして届けられる」

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■多様性と政治家としてのバランス

尾辻かな子前衆院議員
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 「マイノリティー政策だけを実現する政治家は、いかがなものか」という意見もあるが、尾辻氏は「おっしゃる通りだが、マイノリティーであるがゆえに立候補できないことはあってはならない。衆議院の小選挙区は、地域の代表を選ぶ選挙だ。各政党の公認は1人だけで、マイノリティー性を帯びた人は、なかなかたどり着けない。『カミングアウトしなかったら候補者になれたのに』というケースもある」と考える。

 また、選挙の仕組みによっても変化する。「参議院の全国比例のように、同じ政党から複数出る中から選ぶ場合には、マイノリティー性が大きな武器になる。私は選挙区選出で、今回は物価高対策などがメインになった。メインのこともやりながら、当事者のこともやっていくバランスが大事だろう」。

 カミングアウトによって、「『なぜ政治家になりたいのか』と聞かれた時、大きな理由である『当事者であること』を説明できるようになって、楽になった」と振り返る。「2007年の参院選に全国比例で出た時は、当事者が応援してくれたが、それゆえに『家族や職場に応援の輪を広げられない』という声も多かった。今では非当事者が『世の中のためになる政策だ』と応援してくれる」。

■属性を超えた連帯のあり方
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