“小学生から通える生理外来”に注目「夏祭りで激痛が来て動けず」「痛いのと吐き気」小6が語る“ガマン→半年の治療で痛みから解放”の体験…7割超の子どもが生理で学校生活等に支障

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■“小学生からの生理外来”…小6の娘が訴えた切実な事情 

「小学生からのピル外来(生理外来)」って?
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 子どもの頃の生理の悩みについて、街の人に聞くと「中学生の時が一番ひどくて、帰る最中も座り込んでしばらくうずくまって、途中途中休みながら家帰るのもつらいぐらい」(40代)、「(生理痛が)しんどいけど、誰に相談しても『我慢するしかないよ』みたいな時代だった」(50代)、「(小学生の時は)やっぱり人に言えないなという、ちょっと恥ずかしい気持ちはありました」(40代)といった声が見られた。

 多くの人が抱えるこうした生理の悩み。生理を経験した小中高校生82人へのアンケートでは、7割を超える子ども人が生理のつらさによって学校生活や日常生活に支障をきたしていると回答。「授業に集中できない」「体育や水泳に参加できない」など学校生活への影響が見られ、「授業を欠席・遅刻・早退・見学を経験した」という回答もあった。

 こうした悩みを抱える子どもが多くいる一方で、「生理はつらくても我慢するもの」という風潮があったり、そもそも治療できることが十分に知られていなかったりする実情がある。

 こうした中、小学生でも生理の悩みを相談できる外来が登場している。渋谷区にある「フローレンスこどもと心クリニック」では、2025年6月から小学生からのピル外来(生理外来)を開設した。

 半年ほど前から通っているという小学6年生の女の子と母親は…「夏祭りで激痛が来て、そこから動けなくなってしまった」(母)、「特に体育の授業で体を動かすので、お腹に激痛が走ったりして、本当にきつかった。この痛みを毎月これからずっと味わうのはもう無理だなと思って、お母さんに相談したらこの病院を見つけてくれた」(娘・小6)

 女の子はノートに体調を記録しながら、半年にわたり症状に応じて薬を調整するなど治療を続け、今は生理痛の苦しみから解放されたという。

 娘のつらさに寄り添ってきた母親にも、生理で悩んだ過去があった。「私自身がすごい生理が重くて、大学の時に意識を失うくらいの痛みに襲われて、自分の中で生理というのがすごく嫌なものになってしまったので、娘にはそういう思いをしてもらいたくない。(生理についての悩みは)『あまり口に出すものじゃない』みたいな概念は残っていると思う。『多様性』が言われている時代で、そこの理解は進んでいないと思う」。

 フローレンスこどもと心クリニックの小児科に併設されるピル外来(生理外来)は、小学生から大人まで受診可能で、症状や条件に応じて低用量ピル・漢方・鎮痛剤などが処方されるという。

「“我慢するしかない”を断ち切りたい」大人からの声かけを
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