■下ネタは高度な知性? 脳科学から見た「リスクと報酬」
脳神経外科医の菅原道仁氏は、下ネタがもたらす脳への影響について「人間は危険なものやリスクを背負うことに対してドーパミンが出る。ギリギリを攻めることで報酬系が刺激され、楽しくなる」と説明する。
しかし、不適切な場で下ネタを言ってしまう人には注意が必要だという。「瞬間的な思いつきをコントロールするのは前頭葉だが、その力が落ちると脱抑制という状態になる。特にお酒が入っている時やイライラしている時は前頭葉の力が落ちやすい。下ネタを許容できるかは相手との信頼関係の醸成次第だ」。
さらに、「いい下ネタ」と「悪い下ネタ」の境界線について、「いい下ネタは、自分自身のことを話す自虐的なもの。抽象的で、全員が面白いと共有できるネタ。悪い下ネタは相手を小馬鹿にする、支配する、恥をかかせるといった下心があるもの」だと解説した。
この解説を受け、岩佐氏は「僕らは下ネタも鍛錬してやっている。露出度の高い衣装を着ない、直接的な単語は言わないなど、不快に思われないラインを長年研究している」と、プロとしてのこだわりを強調した。
■「ハラスメント」と「表現」の切り分けが必要
