「中学時代にバターナイフで刺され…」母親から虐待受け“愛着障害”と診断 当事者抱える苦悩とは?「些細な失敗でも、自分はダメな人間なんだと追い詰めてしまう」

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■愛着障害の原因

益田裕介氏
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 早稲田メンタルクリニックの院長、益田裕介氏は、愛着障害について「言葉は広まっているが、本来は子供につける病名。大人の場合は『大人の愛着障害』という形で言われることが多い。子供の場合、不安な状況でも大人に助けを求めない、感情があまり出ない、楽しい状況でもイライラする、といった特徴がある」と説明。

 原因については、「愛情が欠如している状態。虐待もあれば、ネグレクト、適切に養育されていない、あるいは気はなくても日中過ごす時間が圧倒的に足りなくてネグレクトに近い状態になっているケースもある。脳が未熟な状態で生まれてくる人間にとって、育て直す過程で愛情がないとうまく育っていかない」と述べた。

 大物マダムタレントのアレン様は、「親の愛情のかけ方はそれぞれ。放任して見守るのも愛情と言えるし、暴力も愛情の一つと捉えるのであればいろんな形がある。ただ、本人が愛と捉えられない限りは愛ではないと思う。私の場合は放任だったが、後になって『あれは親の愛情だったんだ』と感じた。とわさんの場合は、自分の感情を最優先しちゃいけないと思っちゃっている」と分析した。

 とわ氏が「母親は優しい瞬間もあるが、豹変して暴力を振るう瞬間もあった。妹には全く暴力がなかった」と話すと、益田氏は「親の感情が安定していないケース。人格を尊重していれば愛情だが、子どもを自分の付属物のように扱い、自分の欲望のために着飾らせるような関係は、本当の愛情なのか非常に難しい。3人姉妹なら真面目な真ん中の子が狙われやすいといった構造もある」。

 さらに、虐待の連鎖については「育て方を知らなくて間違った育て方をしてしまうパターンや、感情のコントロールが効きにくいという遺伝的な要因もある。生まれと育ちの両方があって連鎖が起きやすい」と解説した。

■克服への道「依存先を増やす」
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