■1本400億円超、ヒットが前提の「大作主義」
ソニーアメリカの筆頭副社長やワーナーミュージック会長などを歴任した、金沢工業大学・虎ノ門大学院教授の北谷賢司氏は、「メジャースタジオでは、大きな作品を作ると、1本200億〜300億円かかる。北米での劇場公開に、さらに200億円の宣伝費をかける。北米だけでも400億円で、グローバルだともっとかかる」と説明する。
そして、「だから彼らは、『アベンジャーズ』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』のような、ヒットが保証されている作品に絞り込む。ハリウッドのメジャースタジオによる作品は、どんどん減っている。ソニーピクチャーズでは私がいた頃、年20本程度作っていたが、いまは少ないところで8〜10本。他のプロデューサーの作品も扱うため、数十本も配給しているように見えるが、実際の制作数はかなり少ない」と明かす。
■独立系作品とハリウッドメジャーの役割分担
