「1本400億円超かかる」ヒット保証が絶対条件、“ハリウッド映画の裏側”を専門家が解説

ABEMA Prime
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■独立系作品とハリウッドメジャーの役割分担

 制作体制の違いもある。北谷氏は、「とがっていたり、メッセージが強かったりする作品は、独立系のフィルムだ。制作費は10億円以下、もしくは最大20〜30億円で作られる。インディーズフィルムのカテゴリから、登竜門である映画祭にエントリーして、そこで高く評価されると、メジャースタジオが配給契約をしてくれる。一方でハリウッドメジャーは、大作の本数を減らし、必ずもうかる仕組みでやる」。

 業界の現状として、「ほぼ当たるものしか作らない。経営上のリスクが大きく、200億〜300億円マイナスで、回収できなければ大変なことになる。ハリウッドのエグゼクティブは、みんなボーナス制のため、皆が興味あるのは経済的な成功だ」と語る。

 つまりは「逃したくない」が優先される世界になっている。「かつて主流だったポートフォリオ・マネジメントでは、10本制作したうち、2本が大当たりすると、残り8本のロスをカバーできるうえに、もうかった。しかし毎年、制作費が高騰して、俳優のギャラも上がると、絞らざるを得なくなった」。

(『ABEMA Prime』より)

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