<大相撲三月場所>◇千秋楽◇22日◇大阪・エディオンアリーナ
結びの一番で横綱・豊昇龍(立浪)が大関・安青錦(安治川)を初撃破。横綱が意地を見せた取組に館内は大いに沸いたが、一方で豊昇龍が受け取った分厚い懸賞金に相撲ファンがざわついた。
これまで豊昇龍は安青錦に本割で4敗、2025年の十一月場所の優勝決定戦でも敗れ、0勝5敗と苦手としている相手だ。取組前、元NHKでABEMAの実況を務めた藤井康生アナウンサーが「同じ横綱に初顔から本割4連勝というのは昭和6年の一月、武蔵山が横綱・宮城山に4連勝して以来、95年ぶりの記録となります。(千秋楽で安青錦が豊昇龍を下し同じ横綱に)5連勝ならば昭和以降初めての記録となります」と説明すると、解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「すごいですね、藤井さん。相撲辞典ですね」と藤井アナの博学っぷりに感心していた。
優勝はすでに関脇・霧島(音羽山)に決定しているが、千秋楽の結びの一番ということでボルテージが高まる館内。安青錦は敗れれば、自身初めての負け越しとなる。そういった意味でも注目度は高かった。
迎えた立ち合い、安青錦は左の下手を取って前に出たが、豊昇龍の強引な投げにバランスを崩し、初めての黒星を喫した。決まり手は掛け投げ。安青錦は今場所、綱取りに挑むはずだったが、二日目に土がつくと、その後、なかなか状態が上がらず、まさかの負け越し。来場所はカド番として再起を図る。
6回目の対戦で意地を見せた豊昇龍の姿に館内は大きく沸いた。11勝4敗で今場所を終えた豊昇龍は、行司の木村庄之助から懸賞をガッチリと受け取ると、一瞬、天井を見つめ、館内を後にした。
一方、ABEMAの視聴者から注目が集まったのは豊昇龍が受け取った懸賞金の分厚さだ。横綱が両手でガッチリと受け取った姿を受け、「懸賞金ヤバ」「大金」などの反響が寄せられていた。
なお優勝を決めた霧島は大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)に押し出しで敗れ12勝3敗で今場所を終えた。14場所ぶりの復活Vで臨時理事会も招集され、五月場所は大関として挑むことが確実視されている。大関経験者が平幕以下まで落ちてから大関に再昇進するのは、3人目となる。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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