■現在の状況
現在の日本の状況について、松尾氏は「どのタイミングで節約モードに変えていくかという話だ」とした上で、「私自身は、今この瞬間に必ずしも節約モードに行くべきだとは思っていない」と話す。
現在はスタグフレーションのリスクが叫ばれる中で通常通り経済を回していくという政府の方針を理解できるとし、「今はまだ直ちに節約モードにする状況ではないというのが国の見解だろう」と分析した。
しかし、将来的なリスクは看過できない。「輸入する原油の代替調達が確保できなければ備蓄量は減っていく。どこかのタイミングでは節約モードに変えなければならない。中東の油田が止まった場合の再稼働には1カ月以上、輸送を含めると最低2カ月のリードタイムが必要になる」。
さらにLNG(液化天然ガス)については、「ガスを液体にする装置を冷やすのに3カ月かかる」と供給途絶時の対応の難しさを強調した。
■「第1次、第2次オイルショックを超えている」
