テクニカルな攻防が熱を帯びた矢先、頭と頭が正面衝突。その瞬間、額から血が流れ、足元はフラフラ。一瞬で試合の景色が変わった危険で偶発的なアクシデントに識者が「足に来てる」「ダメージある」と驚き、ファンも「目が飛んでる」「これはやばい」など騒然となった。
3月28日、後楽園ホールで開催された「Krush.188」。第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント準々決勝で、シード枠の井上海山(POWER OF DREAM)と東虎之介(ALONZA ABLAZE)が対戦。試合は2ラウンド、バッティングによるドクターストップで負傷判定となり、判定3-0で東が準決勝進出を決めた。
3連勝中ながら負傷明けで8カ月ぶりのリングとなる井上。対する東は、昨年井上の同門である上遠野寧吾に敗れたことから浅からぬ因縁がある一戦だ。
1ラウンド、井上が鋭い左ジャブと左ローで距離を支配すると、サウスポーの東もガードを固めながら右ジャブを突き刺す。テクニカルな攻防のまま1ラウンドが終了。
2ラウンド、拮抗した攻防の中でアクシデントが前触れなく発生する。互いに踏み込んだ瞬間、頭と頭が正面からぶつかり、その瞬間に東の額がパックリ割れて出血。解説のKrush総合プロデューサー・宮田充も「凄いなぁ、まともに…」と絶句。
前に一気に出た両者の頭が真正面から交錯するシーンとともに、東の目が泳ぐ姿。微動だにしない井上とは対照的だ。ロープにもたれかかるようにふらついた東の姿に「目が飛んでる」「これはやばい」「フラフラしてた」「あのぐらつきは終わりじゃね…」「無理だよ」と心配の声が相次いだ。
ABEMA解説の卜部弘嵩も「足に来てる、足に来てる」「ダメージある」と声を張り、「頭ってパンチより破壊力があるんで…ダメージありますよね」と状況を伝える。ドクターチェックの結果、東は続行不可能の判断となった。
1ラウンド終了後のアクシデントであるため試合は成立。それまでのラウンドでパンチのヒット数と手数で上回っていた東が、3者揃って支持される結果となった。残念な結果となったが、東の急成長を証明するには十分なパフォーマンスで、バンタム級の中心に食い込み始めている。6月以降に控える準決勝に期待がかかる。
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