■「理解の先送り」としての暗記
これに対し、白川氏は「理解が後に来ることもある」といい、「まずは一通り覚えてしまい、道具として使っていくことで、後から『なるほど、こういうことだったのか』と理解できることがある。暗記は理解の先送りでもある。公式を丸暗記して問題を解いていくうちにひらめきが生まれる。この勉強の仕方は野蛮かもしれないが、有効だ」。
この「先か後か」という順序の議論に対し、ウクライナ出身のYouTuber、サワ氏は「理解は絶対必要だと思う。ぶっちゃけ順序はどっちでもいい。ただ、理解なくして暗記だけで終わったら意味がない。それは別に遅くてもいいから、『理解はいつかしろよ』ということだ」と最終的な理解の重要性を強調した。
芳沢氏も「ものによって違う」と一定の理解を示しつつも、「割合や濃度の問題を単なる公式の当てはめだけで覚えていると、応用が利かなくなる。意味を理解させないうちに公式を教えるから、文章から式を導き出す読解力が育たない」と、理解なき暗記の弊害を指摘した。
■AI時代に求められる「語彙力」と「考える楽しさ」
