家の中が便まみれ「母を捨てたい」ワンオペ介護を16年続けた女性、解放されて待っていた“過酷な現実”「私、生きてられるのかな」

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■壮絶な「ワンオペ介護」の実態…家の中が便まみれになることも

母・トキ子さん
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 3年前、当時84歳だった母・トキ子さんは認知症を患っていた。石橋さんは当時、母親の排泄介助に追われる日々を送っていた。トキ子さんの尿取りパッドを替えながら、 「うんこしたら、ちゃんと拭いてほしいんだわ。拭けてないのよ。ちゃんと拭いてね」と声をかけ、トキ子さんは「はぁい」と答えた。

 精神的に追い込まれていたのが排泄介助だった。「パンツもズボンも膝の下まで下げて奥まで座ってや。(便器の)前に座るからこぼすんやで」と諭す場面も。

 トキ子さんはオムツをしていたが、自分の意思でトイレに行くことがほとんどだった。買い物から帰ると、家の中が便まみれになっていることもあったという。「おしっこも困るが、やっぱり便の方が厳しい。(便が)硬ければまだいいけど、柔らかいと、あちこちに飛び散ってたりする」との苦悩を明かした。

 そして、 「安らげる場所じゃないから、どうでもいい。私が住みたい家じゃない。もうちょっと気持ちが違っていたら良い環境で住みたいと思うけど、もうそんなんやってられへんし、私の住む場所はここじゃない。こんなところにいたくないから、もうどうでもいい」。 

 家族で過ごしてきたはずの我が家は、いつしか大切にしたい空間ではなくなり、掃除も手がつかなくなった。

■「母を捨てたい」追い詰められた16年間
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